リンクステック株式会社

100層を超える(※1)配線板を実現する「マルチワイヤ配線板(MWB)」は、当社で40年間に渡り進化を遂げてきました。配線数の増加や安定した高周波特性への要求に応えるためワイヤの小径化や新規層間接合技術の開発を進め、通常の配線板では実現できない領域の配線板をお客様に提供しています。
MWBがまだ見ぬ世界を実現できる可能性を秘めています。
(※1)当社MLB(一般的な製法のプリント配線板)換算

MWBは寸法精度に優れたワイヤ（ワイヤ径公差±３μm）を使用しているため、鋼箔をエッチングして形成する従来配線板の信号線よりも安定した特性インピーダンスが得られます。同様に信号線抵抗も70％低減できます。

MWBならクロストーク問題を、斜め配線にする・配線面を指定する・平行線長に制限をかける・グランド線とのペア配線するといった多様な配線設計で簡単に防止できます。

アスペクト比30まで対応可能です。

MWBは交差配線が可能で、経由穴もないため、等長配線やベタ配線による信号の同期化が簡単にできます。

ワイヤを基板面に接着します。

MWBは縦、横、斜めと交差配線ができ、一層あたりの配線集容量が多いため、信号層数を少なくできると同時に、インピーダンス制御のためのグランド層も減らせます。

汎用材、高周波材などご要求に合わせて選択可能です。

直交、斜め布線を連続的に行い、最短経路で配線します。

絶縁被覆したワイヤを使用し、交点の絶縁耐圧は500V以上ありますので、交差しても安心です。

電源やグランドパターンは70μｍ厚の鋼箔で形成し、十分な電流容量をもたすと共に、シールド効果も果たします。他電流のために多層化することができます。